『ワイン道』楽々講座
 講師:城丸 悟

ぶどうイラスト ワイン産地の地図を見るべし  エティケットの読み方
村名のついたワインでも、その村がある地方、地区によってずいぶん品質の差がある
 前回までは、ワインは造られている場所が狭くなればなるほど、品質が良いということを勉強し、エティケット(ラベル)でもそれを示す実例を上げて覚えていただきました。つまり、国の名(国名)がエティケットに印されているワインよりも、地方の名が印されているワインの方が上等で、地方の名が印されているワインよりも地方の中の地区の名が印されているワインの方がより良く、さらに地区名のワインよりもその地区にある村の名、あるいは村の中の特定の畑の名がエティケットに示されていれば更に高級なワインである、ということをA・O・C(アペラシォン・ドリジーヌ・コントローレ)を説明しながら勉強してきたわけです。

 そしてまた、ワインの品質を決定するのは、何よりもそのワインの原料となるブドウが育つためのさまざまな自然環境であり、それをテロワということも覚えていただきました。この、それぞれのブドウ畑がおかれている自然環境(年間を通しての気温、日照時間、降雨量、大気中にいるさまざまな細菌類、土壌、地質の成分や品質、風の吹き方などなど)の違いによって、それぞれに合ったブドウ種を植えなければなりませんし、同じ村名ワインだからといって同程度のいいワインが出来るかといえば、そうはいかないのです。

 もちろん、地方名、地区名、村名がついたワインは、それぞれがそこにしかない個性は具えています。しかし、村名のついたワインでも、その村がある地方、地区によってずいぶん品質の差があるのです。


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