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錦絵

出陣髪すき 中村源太郎の巴御前、朝尾十次郎のさがの初代鳥居清倍
(資料提供:江戸東京博物館)

丹絵(たんえ)
「浮世絵版画が一枚絵として独立すると、それまで墨摺一色で表現された版画に単純な筆彩を加えるようになった。元禄期(1688〜1704)後半から始まる最初期の彩色版画は、鉱物質の「丹」(酸化鉛)を主調色に用いたため「丹絵」と呼ばれ、その時代が五十年ほど続いた。肥痩の激しい大らかな墨線に、丹を主に緑、黄色といった原色の筆彩をほどこした丹絵は、大津絵や丹緑本などにも通じる素朴でプリミティブな印象を与える。菱川師宣、杉村治兵衛、懐月堂派、鳥居清信、清倍、奥村政信らに作例が多く、元禄後半から正徳(1711〜16)にかけてが最盛期で、享保(1716〜36)初年頃まで制作された。」
(至文堂「浮世絵の鑑賞基礎知識」より)
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