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 | (金沢)那古、卵の花山(富山県西砺波郡)など歌枕の地をめぐり、源平古戦場として 名高い倶利伽羅が谷を越えて芭蕉らはいよ 
        いよ加賀の国(金沢市)へと旅を進めす。 
 
           
            |   | 倶利伽羅峠 富山・石川の県境 倶利伽羅峠の句碑
 「義仲の 寝覚めの山か 月悲し」
 |  倶利伽羅峠は木曾義仲が平家軍に夜襲をかけ追い落としたと伝えられる古戦場で、幾重 にも重なる山々は急峻で道路以外はいまなお手つかずの峠の姿は、800年余りまえの戦 
        場を彷彿とさせるものがあります。
 
 
 
          さて金沢では、芭蕉が会うことをたのしみにしていた才能豊かな小杉一笑という俳人 がいました。一笑は市内片町の商人で若くして加賀俳壇で知られた俊英でしたが、前 
        年の暮に36才の若さで死去しており、これを知った芭蕉の悲しみは悲嘆の極にあった ことが想像されます。 
            |   | 金沢市における芭蕉の句碑 「あかあかと 日はつれなくも 秋の風」
 金沢市野町成学寺の碑 書は金沢市の俳人堀麦水のもの
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            |   | 金沢片町2丁目交差点際 「芭蕉の辻記念碑」
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