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フィガロの結婚(Le Nozze di Figaro) |
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第二幕 |
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写真提供:財団法人東京二期会 |
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伯爵夫人はひとり、もう夫に省みられなくなった我が身を嘆いています。そこへスザンナとケルビーノが現れ協力を求めます。スザンナの代わりに女装したケルビーノを伯爵との逢引の現場に行かせ、浮気の現場を押さえようという作戦なのです。ケルビーノは促されるまま自作の歌を夫人に捧げます。(「恋とはどんなものなのか」) |
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しかし、ケルビーノと夫人が二人きりになった途端、夫人が逢引していると信じた伯爵が乗りこんできます。夫人はケルビーノを衣装部屋に隠し、中にいるのはスザンナですと言いますが伯爵は信用せず、戻ってきて様子を伺うスザンナと三重唱となります。(「スザンナ、出ておいで」) |
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しかし、伯爵がドアを壊す道具を取りにいっている間にスザンナはケルビーノを窓から逃がし、まんまと伯爵の裏をかきます。スザンナにはからかわれ、夫人にはあらぬ疑いをかけたと責められ悔しがる伯爵。
が、そこにマルチェリーナが借金の証文を掲げて入ってきます。金を返すか、さもなくば結婚かという訴訟を起こすというのです。ほくそ笑む伯爵、弱りきるフィガロとスザンナ。大騒ぎのうちに第二幕の幕は下ります。 |
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