![]() 写真と文:上野信好 |
須賀川を後にした芭蕉は、歌枕(古歌に詠まれた地)の浅香山(アサカヤマ)、黒塚(クロヅカ)、信夫文摺(シノブモジズリ)の石を尋ねて、五月二日飯塚の里にたどり着きます。 (飯塚の里) 飯塚は現在の地名飯坂のことで、ここは奥州藤原家三代目秀衡(ヒデヒラ)の下臣佐藤庄司元治(ショウジモトハル)の大鳥城があったところでした。 芭蕉らは飯塚の入口にある古刹(コサツ)で佐藤一族の菩提寺である医王寺(イオウジ)で佐藤父子を偲び、涙する場面を描いています。
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