写真と文:上野信好
(福井)福井では土地の俳壇の古老を尋ね、めづらしく文章のトーンをかえ、飄々と した等栽という老夫婦のようすを紹介し、彼らの浮世離れのした姿を描写していま す。それは暗に源氏物語の夕顔の宿の場面にみる非現実的な世界とラップさせようと した意図が見えて参ります。「おくのほそ道」の全文の中でもここは特異な文章で、 等栽夫婦の拳措をわざわざ源氏の夕顔の場面を引合にして、世間離れしたさまを大げ さに表現しています。
福井市佐内町
「左内公園内の碑」
碑文字は
芭蕉宿泊の地 洞哉宅跡(等栽)
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