BASHO
写真と文:上野信好


BASHO

市内水門川沿いの公園には蛤塚が建立されこの句が刻まれています。3月27日江戸を発った「おくのほそ道」の旅は、この句をもって終結することになりました。
BASHO BASHO
大垣市
[正覚寺にある芭蕉の句碑]
「あかあかと 日はつれなくも 秋の風」
[大垣ー芭蕉おくのほそ道むすびの地記念館内部の一景]
[エピローグ]
(芭蕉の最後の旅)
  昨年の3月からスタートした「おくのほそ道」をたどるシリーズは、今月をもって終了することになりました。
 このシリーズ導入のページで申し上げましたように、芭蕉が紀行文として残した5回の旅の最後が「おくのほそ道」でありました。その見事に綴られた文章は広く人口に膾炙(ジンコウにカイシャ)するところであり、豊かな表現力と深い思想性、美しい文派等々を駆使して読者を魅了する不朽の名作を残してくれました。
BASHO [おくのほそ道由来書ー錦渓舎琴路逑]
敦賀市新道 西村弘明氏蔵

このテキストは「おくのほそ道」諸本のうち 「素龍淨書本」を底本とし曽良本、柿衛本をつき合わせて編纂されています。
「素龍淨書本」は芭蕉の兄半左衛門から高弟の去来に渡り その後久米升顕→西村野鶴と渡り、現在は野鶴の後裔で敦賀在住の西村弘明氏所蔵(いわゆる西村本)。


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