椿姫
 
椿姫(La Traviata)
 
解説
 
 作曲者G・ヴェルディはイタリアが生んだ最大のオペラ作曲家で、この作品の他にも「アイーダ」「リゴレット」などの名作を数多く残しています。「椿姫」は、小アレクサンドル・デュマの同名の芝居を原作とし、1853年に初演されました。しかし、それまで過去の宮廷などに題材を取っていたオペラの舞台に、同世代の女性(しかも娼婦)を扱ったこと、また肺病で死ぬヒロインを演じたのが、とてもそうは見えない恰幅のいいソプラノ歌手だったこともあって初演はさんざんだったそうです。しかし現在ではオペラ界を代表する名作として世界中から愛されています。
 
 イタリア語の題名「ラ・トラヴィアータ」は、「道を踏み外した女」という意味で、第3幕でヒロインが自らをそう呼ぶことから付けられました。
 
●主な登場人物●
 
ヴィオレッタ・ヴァレリー パリの高級娼婦(ソプラノ)
アルフレード・ジェルモン 地方出の若い紳士(テノール)
ジョルジュ・ジェルモン アルフレードの父親(バリトン)
  その他、ヴィオレッタの友人、侯爵、男爵、召し使い、医師など
 
●あらすじ●
 
第一幕 《パリ、ヴィオレッタのサロン》
第二幕第一場 《パリ郊外の別荘》
第二幕第二場 《パリ、ヴィオレッタの友人フローラのサロン》
第三幕 《ヴィオレッタの家》
 
解説・あらすじ・日本語訳/青木素子

 

 

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