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| リゴレット(Rigoletto) |
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| 解説 |
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| ヴェルディの中期三大傑作のひとつに数えられるこのオペラは、ヴィクトル・ユゴーの「逸楽の王」を原作としています。しかし、原作どおりでは当時の王の威信を傷つけると登場人物の変更を迫られたり、もともと「呪い」というタイトルだったものが国民の不安をあおるとの理由で変えられたり、大変な紆余曲折があったようです。 |
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私たち日本人がこのオペラを楽しむ上で心に留めておきたいことのひとつは、ヨーロッパ文化圏の人々にとって、この「呪い」、あるいは「他人を呪う」ということが非常に重く、恐ろしい言葉であるということでしょう。
ともあれこの名作は、美しく、情感にあふれた旋律で世界中の人々に愛されています。ことに第三幕で歌われる「女心の歌」は有名で、このメロディーが初演前に流行ることを恐れた作曲者ヴェルディは、リハーサルまでこの曲の楽譜を歌手に渡さなかったというエピソードも残っています。 |
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●主な登場人物●
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| マントヴァ公爵 |
放蕩者の権力者(テノール) |
| リゴレット |
公爵に仕えるせむしの道化師(バリトン) |
| ジルダ |
リゴレットの娘(ソプラノ) |
| スパラフチーレ |
殺し屋(バス) |
| マッダレーナ |
結婚仲介人(テノール)スパラフチーレの妹(アルト) |
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その他、ジルダの侍女、公爵の廷臣、貴族たち、小姓など |
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| ●あらすじ● |
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| 解説・あらすじ・日本語訳/青木素子 |